町田東急ツインズWebサイトトップページ。上部にイベント告知のスライダー、中央にフェア・トピックス、右カラムにSNS連携ボタンやサービス案内、下部にショップニュースが配置された情報設計。
町田東急ツインズWebサイトトップページ。上部にイベント告知のスライダー、中央にフェア・トピックス、右カラムにSNS連携ボタンやサービス案内、下部にショップニュースが配置された情報設計。
町田東急ツインズWebサイト「フェア・トピックス」一覧ページ。LINEクーポン配布、TOKYU CARD ClubQ WポイントDAYS、各種コード決済対応といった、現在実施中の最新イベント情報がサムネイル付きで並ぶ。
町田東急ツインズWebサイト「ショップ・フロアガイド」ページ。TWINS WEST、TWINS EASTそれぞれのフロア別テナント一覧のほか、カテゴリー別、50音別の多角的な検索導線が用意された設計。

町田東急ツインズ:回遊性を高め、直感的な情報到達を実現する大規模商業施設Webサイトのデザイン

町田エリア(東京都町田市)のランドマークとして、多種多様なライフスタイルを提案する「町田東急ツインズ」。イーストとウエストの2館からなる広大なフロアには、ファッション、ライフスタイル雑貨、レストラン、食品まで多岐にわたるテナントが混在しています。 本プロジェクトにおけるWebデザインの核心は、これら膨大な情報群を整理し、ユーザーが求める「体験」や「商品」へ迷うことなく導くための高度なインフォメーション・アーキテクチャ(情報設計)の構築にありました。 単なる施設紹介にとどまらず、Webサイトそのものがデジタル上の「コンシェルジュ」として機能し、実店舗への来訪意欲を喚起するUI/UXデザインを追求しています。

回遊性を最大化するUXシナリオと、ユーザーの思考に同期するナビゲーション設計

本サイトの設計において最も重視したのは、ユーザーがどのような文脈でサイトを訪れても、目的の情報にストレスなく接触できる「多角的な入り口」の設定です。 商業施設特有の「目的買い」と「ウィンドウショッピング(偶然の発見)」という2つの行動心理をWeb上で再現するため、以下のアプローチを軸に制作を行いました。
  • 「3クリック以内」を実現する徹底したアクセシビリティ設計: ユーザーが情報を探す際の認知的負荷を最小限に抑えるため、トップページから主要コンテンツまで、原則として3クリック以内で到達できる階層構造を構築しました。フェア・トピックス、ショップ検索、フロアガイド、レストラン、食品フロア、アクセス・駐車場、サービスガイドという主要なカテゴリーをグローバルナビゲーションに集約し、瞬時に現在地と目的地を把握できる直感的な操作感を提供しています。
  • ユーザーの検索軸に寄り添う、多軸的なショップ検索システム: 膨大なテナントの中から目的の店舗を見つけ出すプロセスを最適化するため、「フロア別」「取扱商品・サービスのカテゴリー別」「50音別」という、ユーザーの記憶や目的の状態に合わせた3つの検索軸を実装しました。これにより、「あのフロアにある店」という空間的な記憶からも、「ギフトを探したい」という目的ベースの欲求からも、スムーズに店舗詳細へと辿り着けるユーザビリティを確保しています。
  • 「出会い」を演出する動線設計と、シームレスなUIデザイン: イースト・ウエストという2館構成の複雑さを解消するため、館を横断する情報のつながりを整理しました。特定のショップ情報から関連するフェア情報やフロアマップへ、あるいはレストラン情報から駐車場サービスへと、ユーザーの行動を予測した内部リンクを最適化。単一の情報を提示するだけでなく、施設全体の魅力を回遊しながら発見できるUX(ユーザーエクスペリエンス)をデザインの力で具現化しています。

デザインの「根拠」が、リアルな施設体験の質を向上させる

商業施設のWebサイトは、情報の鮮度と整理の質がそのままブランドの信頼性に直結します。 今回の制作では、東急百貨店様が大切にされている「お客様一人ひとりに寄り添うホスピタリティ」を、デジタルデバイス上での使い勝手(UI)として翻訳することに注力しました。 構造化されたデータに基づき、論理的に配置されたナビゲーション要素は、情報の海に溺れることなく、ユーザーが必要な瞬間に必要な答えを得るための「道標」となります。 この論理的なデザインアプローチにより、更新性の高いトピックスと永続的な施設情報が共存し、ユーザーが訪れるたびに新しい発見がある、持続可能なメディアとしてのWebサイトを実現しました。 最終的に、Web上でのスムーズな情報体験が、実際の店舗への足を運ばせる「最後の一押し」となり、施設全体のエンゲージメント向上に寄与することを目指しています。