






OCN WithSIM:複雑な通信サービスを「自分事」化するストーリーテリング型UI
通信キャリアの乗り換えやSIMカードの選択は、一般ユーザーにとって依然として「心理的ハードルの高い複雑な手続き」という認識が根強く残っています。 本プロジェクトでは、NTTレゾナント(当時/現:株式会社NTTドコモ)が提供する「OCN WithSIM」のWebサイトにおいて、SIM初心者でも迷わず、かつ納得感を持って検討できる情報設計を追求しました。 アートディレクションの核としたのは、「専門用語の翻訳」と「ライフスタイルへの同化」です。 単にスペックを羅列するのではなく、ユーザーの日常にある具体的な悩みやニーズを起点としたコンテンツ構造を構築。事象ごとの活用術や購入術を体系化し、最終的に「購入・乗り換え」という具体的なアクションへ導くための、一貫したエージェンシー・デザインを実装しました。情報の非対称性を解消するコンテンツ・アーキテクチャ
- 「そもそも論」からの文脈設計: SIM乗り換えのメリットを「通信費の節約」という点だけでなく、デバイスの性能向上や生活の質の改善といった多角的な視点から再定義。初心者が抱く「なぜ今変える必要があるのか」という根本的な疑問に答える、深い解説記事を中心としたエデュケーショナルなアプローチを採用しました。
- シチュエーション別の活用ナレッジ: 日常生活の様々なシーン(旅行、動画視聴、ビジネス、家計管理など)を想定した技術解説や応用術を展開。ユーザーが「自分の生活にどう役立つか」を具体的にイメージできる動線を設計し、サービスへの理解度と親和性を高める情報配置を徹底しました。
- 意思決定を加速させるインタラクティブ・ツール: 複雑な料金体系を可視化するため、直感的な「使用料金シミュレーション」をUIに統合。さらに、用途に最適化された「おすすめ端末セット」の案内をセットにすることで、検討から選択、購入までのユーザー体験(UX)における摩擦を最小限に抑えています。
- 信頼と親近感を両立させるビジュアル・アイデンティティ: ロゴデザインおよび全体のアートディレクションにおいて、大手通信ブランドの持つ「安心感・堅実さ」をベースにしつつ、親しみやすいタイポグラフィと黄金比に基づいたモダンなレイアウトを融合。SIM初心者にとっての「難解な壁」を取り払う、クリーンで開放的な視覚表現を確立しました。